口内フローラと緑茶うがいで歯周病予防

口内フローラと緑茶うがいで歯周病予防

  11/30のNHK「ガッテン」より。TVをご覧になったかたも多いと思いますがよい内容でしたのでここでも取り上げてみます。

腸内フローラという言葉を聞くことが多くなりました。

口の中にも同じように多くの細菌(500種類以上で1000億個以上)が存在し、善玉菌は口の中に有害なウィルスや病原菌が入って増殖をするのを防ぐ働きがありますが、善玉菌、悪玉菌のバランスが崩れ、悪玉菌(虫歯菌、歯周病菌)が増えると危険な病気の引き金になることを紹介。

とくに歯周病菌(ジンジバリス菌)は歯周ポケットから血管に到達し、全身をめぐります。脳梗塞、大動脈破裂、心筋梗塞、認知症、糖尿病、がん、肝炎、関節リウマチを起こした人のそれぞれの部位から発見されています。

ちなみに健康な人の善玉菌と悪玉菌のバランスは9:1。 口内フローラのバランスが崩れている場合(1週間も歯を磨かない実験)では悪玉菌が増加。また年齢を重ねることによって悪玉菌がふえていることもわかりました。

悪玉菌がふえただけでは血管内にはいらず、深い歯周ポケットが存在するところからジンジバリス菌は血管内に入っていきます。歯周病でぐらぐらしている歯を放置していると ぐらぐらしながらポンプのように菌を押し込むことになります。

歯周病を放置しないためには、まず歯医者さんに行って検診をうけ歯周ポケットがあるかどうか知ることです。歯医者さんで治療をうけしっかりメンテナンスしていくことが大切になります。

歯周病予防対策の一つとして、画像のように粉末緑茶のぶくぶくうがいが紹介され就寝前に行うと効果的とのこと。(ちなみにしっかり隅々まで歯ブラシしたあとです)お話をうかがった専門家として登場したのは母校で細菌学を教わりました日大教授の落合邦康先生。

しっかり歯磨きというのは 歯周病菌が歯と歯の間や歯と歯茎のあいだを好んで生息することから、歯間ブラシやフロスで隅々まで磨くということです。これも歯医者さんで教われますし、定期的にチェックしてもらうことができますよ。

   古河市の歯医者・高尾歯科医院でした。

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